更年期障害って聞くと、改善するにはホルモン補充療法や漢方薬等の投薬を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、毎日の食事を見直すだけでも症状が楽になったりすることがあります。
実は、更年期障害の原因といっても、男性と女性で原因が違ってくるんです。
なので、症状を和らげる食べ物も男性と女性でそれぞれに合ったものを摂る必要があるんです。
じゃあどんなものを食べればいいのか?更年期に効果がある食べ物は何なのか?
そこで今回は、更年期障害におすすめの食べ物を、男女別にご紹介していきます!
男性更年期におすすめの食べ物
亜鉛(牡蠣や牛肉など)
男性ホルモンの分泌を促進する作用があります。 亜鉛が不足すると、テストステロンの血中濃度が減少し、精子の絶対数も減るといわれています。
ビタミンD(鮭、マグロ、卵黄など)
体内のビタミンDの量と、テストステロンの総量は比例する関係にあり、ビタミンDを補うとテストステロンの生成を促す働きがあると考えられています。
ビタミンK(海藻、納豆など)
ビタミンKの量が増えると、精巣への働きかけが強くなり、テストステロンの生成量が増加する可能性があります。
抗酸化物質(ベリー類、ダークチョコレート、緑茶など)
体内の炎症を抑え、細胞の老化を遅らせる効果があります。
女性更年期におすすめの食べ物
大豆製品(豆腐,納豆,豆乳など)
女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするため、ホットフラッシュや骨粗鬆症の予防に効果が期待できます。
ビタミンB6(鰹、マグロ、豚ヒレなど)
食事から摂るビタミンB6が少ない人ほどホットフラッシュや抑うつ症状の重症度が高いと言われており、ビタミンB6の摂取量を増やすことで予防・軽減につながる可能性があります
ビタミンE(ナッツ類)
ビタミンEは女性ホルモンの分泌を調整や代謝に関わるビタミンで、更年期の症状を緩和する効果も期待されています。
カルシウム(乳製品、小魚、緑黄色野菜など)
閉経期以降、骨密度を維持している女性ホルモンのエストロゲンの分泌が大幅に減少するため、骨のカルシウムが減少し骨密度が低下します。加齢により吸収率も低下するため、カルシウム摂取は重要なものになります。
どちらにもおすすめの食べ物
オメガ3脂肪酸(鮭、亜麻仁など)
抗炎症効果があり、体内のホルモンバランスを正常に保つのに役立ちます。
食物繊維(豆類、全粒穀物など)
腸内環境を整え、体内の有害物質排出を助けます。これによりホルモンバランスが保たれ更年期障害の予防に役立ちます。
更年期障害をラクにするのに、食べるタイミングや食べ方は?
食べることや特定のタイミングも大事なんですが、毎日の食事全体のバランス意識することが大切です。
とはいえ、以下のようなちょっとした工夫でさらに効果が期待できたりします。
規則正しい食事: 3食バランスの取れた食事を規則正しく摂るようにしましょう。
ゆっくりとよく噛んで食べる: 消化を助け、満腹感を得やすくなります。
食事の量を調整する: 太りすぎや痩せすぎは、症状を悪化させる可能性があります。
加工食品を控える: なるべく自然な食材を選び、調理法もシンプルにすることがおすすめです。
まとめ
更年期に良い食べ物は、バランスの取れた食事の中に取り入れることが大切です。
「難しそう…」って思った方もいるかもしれませんが、大丈夫です!
今日ご紹介した食品を参考に、自分の体調や好みに合わせて、無理なく食事を工夫してみてください。
食事だけでなく、生活習慣を見直したり、適度な運動を取り入れたりすることも、更年期を快適に過ごすために大切ですよ。
加齢は逆らえない、でもストレス軽減や規則正しい生活を送るために
接骨スタジオでは、自身の症状が更年期障害かどうかを、AIデジタル検査を用いて確認することが可能です。症状が重症の場合は、医療機関でのホルモン補充療法も選択肢に入りますが、ストレスによる身体の疲れを取り除いたり、規則正しい生活を送ることは、ご家庭でも取り組めます。どうすれば良いか、何から始めればよいか等のアドバイスも行っておりますので、お気軽にご相談ください。
